人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こころみの餅

こころみの餅_a0135439_2051418.jpg


お正月にいただくお餅にこがれて、師走のうちについて食べるお餅を「こころみの餅」というそうです。

「試しについてみようか」
「ちょっとだけね」
「お正月の準備ね」
なんていう雰囲気でしょうか?

試す→試みる→試み→試みの餅  (バンザーイ!バンザーイ!)

私の生まれ育った場所にはこのような風習がないのですが、こういうことを聞いた矢先に
つきたてのお餅のお裾分けがありましたので、早速お雑煮にしてみました。

私は関西なので白味噌仕立てですが、焼いたお餅に一番出しの吸い地も捨てがたく、
両方することにしました。

お正月用に注文している白味噌がまだ到着しないので、こころみの餅_a0135439_2175365.jpg
夕方有機のおっちゃんとこへ買いに出かけました。
ちょうど赤い京人参(和人参?)がでていたので購入。

お雑煮に落とし辛子なんてしないのかもしれないですが、
白味噌を一番出しに溶いていると
「やっぱり辛子でしょう」とネリネリしました^^
ほうれん草の香りもよかったです。


こころみの餅_a0135439_2181028.jpg


そしておすましの方は吸い口に柚子。
松葉もしたかったのですが、
「師走なら○(丸)でしょ」と料理の理も知らぬのに
勝手にまーるくそぎました^^
こちらは水菜のシャキシャキした感じで・・・。




実は母と食べようと思っていたのに、帰宅が少し遅くなり、実家に電話をしたら
「もう自分で作って食べたー」と暢気な声が返ってきましたので、2椀とも自分で平らげました。

母にはこちらの「あもさん」が届いたら同じように2種類のお雑煮を作ろうと思います。

結局、今日は「こころみの餅」の「こころみ」に終わりました(笑)





茶道では京都の川端道喜さんの「こころみのもち」がまさしく垂涎もの、らしいです。

「らしい」、というのは私は食べたことがなく、また年末の数日しか手に入らないというお菓子のため、
京都にお住まいの方でもいただくのに一苦労だとお聞きしたことがあります。

元々がグルメでもなんでもない私に、ご縁があろうはずもなく、多分永遠にいただくことはないと思います。

もしもとてつもなく時間が出来て、その時期に京都にそのためだけに出かけることができても、
きっと私は買わないと思います。

きっときっと美味しいのだと思いますが、「美味しいんだろうなぁ」と思い続けていたほうが楽しいような気がするからです・・・。
by haijikg7 | 2009-12-09 21:24 | いただきます


<< すべての人々は兄弟(はらから)... 歌舞伎のお弁当 >>