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視覚情報センターへ行ってきました

最近近くの文字が見づらくなってきていました。
年齢から言うとそれは「老眼」。
「シルバーグラス」とカタカナで言い換えてもそれはまさしく「老眼」。
そう思うとなんだか急に鬱陶しく思えてきたのでした。

そんな折、千葉県佐倉市にある眼鏡の「とよふく」さんのことを知り、
ここなら行ってみたいなぁと思ったものの、
母の介護のことやアレコレを算段するとなかなか腰が上がりませんでした。

(「とよふく」さんの訪問記を書かれたブログは→ こちら!

と、そんな話をこるちゃんにしたら
「大阪には視覚情報センターがあるじゃないですか!」と。

「!」


聞くところによると眼鏡の「とよふく」さんでは食べ物、生活習慣、そのほかに
いろんな角度から「見る」ことについてのアプローチをされているようですが、

こるちゃんの、
「食べ物や食べ方、考え方についてはマクロビオティックとして、食養として、
むそう塾や岡部先生から教わっているのだから、今のはいじさんには時間的にも精神的にも
負担のない視覚情報センターに行かれたらどうでしょうか。」
という後押しをいただき、予約で電話をしたのが7月半ば。
検査を受けたのが8月中旬。
そして眼鏡ができあがりましたとご連絡いただいたのが9月上旬。
で、受け取りに伺いました。

出来あがった眼鏡はこちら。


視覚情報センターへ行ってきました_a0135439_1446577.jpg




手元がよく見えます。
すごく!

と、その詳しい感想の前に視覚情報センターでの検査の話をしたいと思います。

と言っても文字でその検査のことを書き起こす筆力はありません(笑)ので検査の感想を少し。


驚いたのはよくある視力検査みたいなものはほんの僅かで、あとは独自の機械と
ビジョントレーナーの田村先生の経験に基づく患者(?)個々に応じた検査が
テンポよく進められたことです。

右目と左目の使い方、筋肉の使い方(使われ方?)、二つの目の動き・向き・物の追い方、
立体的な見方がどれだけできているか等。
検査は不思議体験を伴いながらアトラクションのように進められました。

そこで私に田村先生が仰ったのは
「あなたはとても目の良い方ですね。」
ということです。

「遺伝的にも、骨格的にもそうなのだと思われる」と。
筋肉、骨格、目の弾力、遺伝的な視力の良さ。
それらが複合していついつまでも子供の頃のようによく見えていた(いる)と。

「何かスポーツをされていますか(していましたか?)」とお聞きいただきましたが
残念ながら遊び半分にやったテニスとバドミントンぐらいしかない私。

「ありません・・・。 でも・・・。」
「でも?」
「そのご質問はよくよくされるのです。鍼治療でも、マッサージ士さんにも、美容師さんにも・・・。」
「ん~。筋肉と骨格と・・・、目に関しては物の追い方ですねぇ。」

もしかしたら何かスポーツをやっていたらモノになっていたのかもしれません、私。
でもやってない・・・。残念。


次に驚いたのは
「十年ぐらい前に酷い頭痛になっていたでしょう?」と仰ったことです。
確かに十年ほど前に頻繁に頭痛がしてMRI検査を受けたことがありました。
結果は脳には何ごともなかったのですが、当時の担当医には
「目が良すぎるのかもしれないですね」と言われたのでした。

そして近所の眼科で眼鏡を作ってもらいました。
その眼鏡は「見えすぎないように調整する」眼鏡でした。

けれど少しかけているだけで目が疲れるのでものの数日でかけるのをやめてしまいました。

田村先生は続けて仰いました。
「肩こりが酷い時があるでしょうね。」と。
マッサージに良く行くと答えると
「それは腐ったものを食べながら薬を飲んでいるようなものですね。」と仰いました。

「あなたに必要なのは、見えすぎる視力を休ませながら見ることです。」

つまり私は身体的にはとてもよく見えるのだけれど、
よく見えるがゆえに「見る」ことにストレスがかかっているのでした。

「見る」という行為には「単に見える」というものと「能動的に見極める」というものがあり、
多くの人はその使い分けが上手だったり、早い時期に見ることに疲弊して視力が落ちるのだそうですが、
私は人以上に「見極める」ことに積極的で、そして身体的にもそれが持続したのですが、
年齢的にいよいよ眼球付近の筋肉が衰えてきたので、「老眼かしら?」と思ったのですね。

しかし、そもそもの原因は「心」にあったのです。
なぜなら「見る」ことに能動的すぎるということは、自分にとって無用なものさえ刻みこんでしまう
自傷的要素があり、その矛先はえてして他者にも向かってしまう可能性があるからです。


「何事もしっかり見る(見える)から良いのではなく、
時にはぼんやりとさせておくことが「楽」な場合もあります。
ちゃんと見えている時、脳はストレスを感じませんが、眼球の周辺はストレスにさらされています。
つまり、「見たい」と思って「見える」ことで喜んでいる脳は満足しているでしょうけれど、
眼球付近の肉体はオーバーワークなんですね。
このメガネをかけて向うの壁をみてください。ぼんやりしか見えないでしょう?
これで0.3ぐらいです。つまり0・3の視力の人は裸眼だとこれぐらいの見え方で生活しているんです。
そんなに見えなくても困らないもんだということなんですね。」

そうなんです。
そうなんです。

ああぁぁぁ、わかっているつもりでもそれができない、私。
なんだか「小さいことに気するんだねぇ、わはは。」と言われたような気がしましたが
実際そういう気の小さいところがあるんだからしょうがないですね。

ということで、これからの私の課題。
それは柔らかさ、大らかさ、です。
もうその一言につきます。
そのために生き方、食べ方、考え方を整えたいと思います。

つまり、四季が繰り返えされるが如く、その時々に応じた柔軟な過ごし方こそが
私の心と身体を健康にしてくれるのだと、そう思います。


眼鏡ひとつでこんなにわからせていただいた視覚情報センター。
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町1-18  エクラート江坂ビル2F 
TEL / FAX:06-6338-8093  
HPはこちら!

お世話になりました。
またひと月後、その後の検査(無料)に伺いたいと思います。


ところで私のこのフレームは残念ながら視覚情報センターで購入したものではありません。
もちろんたくさんの種類、メーカー、ブランドのものを取りそろえておられたのですが
どうも自分の顔にしっくりこなかったのです。
そうしたら眼鏡選びのポイント(私の場合のいくつか)を教えていただきました。
その足で大阪のデパートに行き、デパートの眼鏡売り場のプロの方に
「似合うフレーム」を選んでいただいたのでした。

備忘録として金額を記しておきます。
視覚情報センターの検査料  3,000円(ひと月後の再検査料含む)
視覚情報センター作製のレンズ 24,000円
デパートで買ったフレーム 50,000円



視覚情報センターへ行ってきました_a0135439_14433164.jpg




今のところ60センチ以内のものは眼鏡の方がよく見えますが、それ以上になると裸眼の方がよく見えます。
けれど手元の文字の鮮明さといったら!
もうピントがピシっと合ってきもちいい!

でも見るのはほどほどに、です(笑)
by haijikg7 | 2013-09-12 23:50 | teate


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