生きる上で小さいと思われることも大切に
ひとりひとりの出会いも大切に
小さいと思っているところに大きなものがあります・・・・。
佐藤初女さんの言葉より
* * * * *
彼女の元を訪れる人に食事を作り、一緒に食べる。
その活動をされて四半世紀。
岩木山麓で「森のイスキア」を運営されている。
「どのような活動ですか?」という問いに明確な答えがないという。
ただ「『食べることを大切にしています』ということだけははっきりしています」とおっしゃる。
「食べるものほど人の心をストレートに伝えるものはない」ともおっしゃる。
かぼちゃ、人参、大根、キャベツ・・・・・。
命あるものを心をこめて、手をかけて、大事に料理する。
それを人がいただくといただいた人に食べ物の命が吹き込まれる。
これを彼女は「命のうつしかえ」とおっしゃる。
だから命を生かす調理方法が大切だと。
たくさんの料理を作り続けておられる佐藤初女さんが毎日作られるのは「おむすび」。
「日本人こそ、ごはんがふさわしい」
そうおっしゃっる初女さん。
今日もごはんを炊かれているだろう。