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アマルフィという街 #3 ~La Caravella~

9月13日(月)

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創業1959年から変わらずアマルフィで店を構えているLa Caravella(ラ・カラヴェッラ)。
現在2代目を継がれているオーナーシェフのアントニオ氏のお料理をいただきました。
こちらはイタリア南部で最初にミシュランの星を獲得したことで一躍有名になったお店。
世界各国からリゾートに訪れる食通達を満足させた・・・などという言葉を聞いたら行かずにはおれません。


お料理は各ポーションが小さめで、どれもこれも洗練されたお皿でした。
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印象的だったのは、食材は地元でとれる野菜や魚介類を使い、お料理の方法は世界中のお客を楽しませるように工夫されているということ。
例えば、こちらの前菜は近海の甘エビと歯ごたえのある生魚を食べさせるものですが、地元では生のお魚をあまり食べないという意味なのか「sushi-style」という説明をされていました。
そのほか、チーズがトロリととろけ出るいわしのフリット、
レモンの葉に白身魚を叩いたものを貼り付けて蒸し焼きにしたお料理、
イカ墨のラビオリと手長海老の一皿は、黒と赤の色彩が印象的なお料理でした。
メインの力強いお魚料理はトリフをふんだんに使い、お味もさることながら香り豊かな一品。
友人はこのお店を代表する「白身魚のパン粉焼き」を注文しました。



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流れるようなお料理の構成。
店内のインテリアは白壁を引き立てるように、セッティングのグラスやお皿・花・絵画はブルーを基調としたもで装飾されていました。
各テーブルにはこの地方の窯による陶器のドンキーが飾られています。
ドンキーは「運がいい」といわれているのだそうです。
給仕の方の説明やサポートもお見事。
実に居心地の良いお店でした。

私たちがいただいたお料理は、こちらでどうぞ。

お店の隣には、創業50周年を記念してオープンされたワインと陶器のアートギャラリーがあります。
予約時間までのわずかな時を利用して拝見しました。
オーナーシェフの好みを反映した見ごたえのある美術品と、1600本以上のワインがズラリ。


アマルフィを訪れることがあったなら、もう一度行きたいお店です。
by haijikg7 | 2010-10-07 06:49 |


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