能登3days trip 能登半島ドライブ編

能登に行く機会があれば是非行ってみたいと思っていたところがあります。
七尾湾のぼら待ちやぐら。

それは宮本輝さんの著書『朝の歓び』に登場するのですが
小説のストーリーには大きくかかわりのない場所でありながら
そのものの存在が随所にキーワードとして登場する、というもの。

宮本輝氏は、あとがきの中で、
この小説をフラッグメント(破片、断片、かけら、断章)だけで構築しようと考えた、
と書いておられ、七尾湾のぼら待ちやぐらもフラグメントのひとつなのだと思っています。

本は1997年に発行されたのでおよそ17年間行きたいと思い続けていた場所です。
長っ。
人生なんてそんなこと思っているうちに終わってしまいそうです。


赤木さんご夫妻に能登の地図をお借りして海岸線の道路を見ていると
ぼら待ちやぐらは一箇所だけではなく、ところどころにあることがわかりました。

ということで、赤木さんの工房を後にし、山の中から海の方面へ。
海岸線を走るとほどなくしてそれはありました。


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宮本作品が好きで十代の頃から愛読しているせいか、
はたまた宮本輝氏の描写力のせいか(多分こっち)
私の想像したのとほぼ同じものがそこにはありました。

あまりにも想像通りすぎて前にも見たことがあったけ?と記憶をたどるほどでした。

17年間の念願もあっさり叶ってしまい、やぐらは微動だにしないし、
海は静かで、風も穏やかで。
そしてお腹もすいたので車を走らせます。


赤木さんご夫妻も能登の方々も口を揃えておススメしてくださる珈琲専門店『一三味珈琲』さんへ。
道は山に入り、また海岸線に出て、海岸線を走るとまた山に入り。

ようやく到着。
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珈琲には特段の拘りのない私。
時々いただくことはありますが、敢えていただくなくてもいいかな、という飲み物。
お好きな方は毎日何杯も召し上がるという中毒性のあるものであり、
また豆の種類炒り方挽き方にも拘りがあるということぐらいは知っていますが
正直あまりよくわからないんです、珈琲って。

ま、折角来たので詳しい説明を読んでチョイス。
何を選んだのかはわすりた~。
でも、でも!
めっちゃ美味しい!
あーなんてぇ~んだっけなぁ。
ついでに言うと巨峰とヨーグルトのムースケーキ(こちらは憶えているw)も美味しかったし

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珈琲ゼリーも美味しかった。
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わざわざ来てよかったなぁーーーー!と大満足のランチ兼お茶の時間。
能登の方々がおススメされる所以を体感しました。


さて、次におススメされたのはギャラリー『舟あそび』さん。
一三味珈琲さんからはすぐのところにあります。
地図上では。

でも、迷っちゃうんですよね~。
何度かその前を通り過ぎてようやく到着です。

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古民家を改築しギャラリーにされている『舟あそび』さん。
ちょうどマダムのパートナーでいらっしゃる珠洲焼の篠原敬さんの展示会が行われていました。

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篠原さんの作品は力強く、繊細でとても素晴らしいものでした。
大阪でも近々個展をされるとのことで。

マダムがどこに宿泊しているのかとお尋ねくださったので赤木さんのゲストハウスだとお答えしましたら、
「わぁ~、とってもリッチな気分になれますよねぇ」とご自身もお泊まりされたことをお話してくださいました。

お二人とも気さくで素敵な方で、ギャラリーでもお茶とお菓子をいただけるようでしたが
一三味珈琲に行ってきたばかりと申し上げると
「わぁ~、あそこはすごく珈琲美味しいでしょう?」と。
なんせ能登の方々は一三味珈琲をおススメされるのです。


夕食はお寿司だから食べちゃだめだよ、と赤木さんに言われていたので
夕暮れまでにはゲストハウスに帰らねばなりません。
ギャラリーを後にし、能登を半周する形で赤木さんのゲストハウスを目指します。

往路と復路のコースを変えたので帰りは西側の海岸線を。

帰る前に、今日最後のおススメポイント塩田を探します。

能登のミネラルたっぷりのお塩。
道の駅に立ち寄ってもたくさんの商品が並んでいましたが赤木さんや能登の方々におススメされたのは『角花』さん。

海岸線にはところどころに塩田がありましたが、どこも角花さんではなく、
やはり一本道なのに迷いました。



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海岸線を行ったり来たり。
で、ようやく、ここか?というところに。

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ちょうどご主人が塩田作業をされていたのでお声をかけさせていただきました。

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実直そうな(いえ、そうではなくそのもののお人柄)ご主人がいろいろにお話しくださり、
お塩を作る方法を教えてくださいました。


写真が貼ってあったのでそれを拝借。

こうやって
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こうやって
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小屋の中の釜を炊いて
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そうしたら、ほり、できるんじゃよーー、と。
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天候に左右される塩田。
今日はもう雨が降らないから、安心だじょー、と仰っていました。
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お塩はあまり個数がないようで、200g入りを3袋ずつわけていただきました。
その甘味たるや!旨味たるや!
なんたること、サンタルチア!
今までこんな美味しいお塩はいただいたことがありません。
びっくりーーー!
もう能登はびっくりに継ぐびっくり!です。



この日の夕焼けは燃えないような雰囲気でしたが、
能登の底に秘められた熱い血潮のようなものにたくさんのお出会いをいただき、
海や山のエネルギーに満ち満ちた土地柄とお見受けしました。



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# by haijikg7 | 2014-09-18 06:19 | | Trackback | Comments(0)

能登3days trip  赤木さんの工房編

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「感動の整理収納」の小川夫妻にまたもや同乗させていただき赤木さんの工房へ。
黄金色に輝く稲穂の波を眺めながらのドライブです。
山の済んだ空気に育まれたミネラルたっぷりのお米も間もなく収穫の季節。

ちょっと迷って工房へ到着。
リビングに面した大きく開口しているテラス。
気持ちよい森の空気が流れ込みます。
さわさわと風の音や水の音が聞こえてきます。




大きなダイニングテーブルに着座し美味しい栗のお菓子とお茶を。
奥様の智子さんが入れてくださいました。
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赤木夫妻、小川夫妻、そして私たち二人、計6人でモノづくりをされる方、
収納をアドバイスされる方、暮らしを楽しむことについていろいろと話しました。


小川夫妻が有機無農薬で育てられた冬瓜の縞模様が美しくて
赤木さんのお宅にあった青いレモンと大きなガラスの容器の中で馴染んでいる様子がさらに美しく。
それを「とってもきれいだよね」と仰った智子さんのかわいらしさが印象的でした。
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赤木さんの工房や書斎もご案内いただき貴重なお椀も拝見。
個展間際のお忙しい中、お弟子さん方が作品作りやDM発送作業などもされておりました。

引き続き旅を続けられる小川夫妻も出発の時間となり、
私たちは赤木さんの愛車miniをお借りして能登をドライブすることになりました。
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# by haijikg7 | 2014-09-17 15:57 | | Trackback | Comments(0)

能登3days trip  朝散歩編

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鳥の声で目覚める
なーーんて、本当にあるんですね。
昨夜は深夜にベッドに入ったにもかかわらず
早朝に目覚めました。

夕べ降った雨のせいか、山の中だからなのか、はたまた輪島という土地がそうなのか。
しっとりとした空気が気持ちを落ち着かせてくれるようです。


赤木さんがご用意くださったパンやジュースをダイニングテーブルにセットして
美味しい朝食をいただきます。
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そして山の中を朝散歩。


夏の名残りと秋の始りが行きつ戻りつしている季節。

昨夜気付かなかった紫陽花。
ゲストハウスの入り口に。
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湿った空気の中を歩きます。
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槿
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白露
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水引草
秋の風情
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どこかに栗の木があるんだね
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小一時間の散歩を終え、赤木さんの工房へ。
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# by haijikg7 | 2014-09-17 07:30 | | Trackback | Comments(0)

能登3days trip  赤木さんのゲストハウス編

塗師の赤木明登さんオススメのイタリアンAIUTO!さんで感激のディナーをいただき、夜も更け。
今夜、そして翌日宿泊させていただく赤木さんのゲストハウスまで移動です。


移動と言っても結構な山道で、結構な距離があり、夜も更けており。
初めて訪れるエトランゼには迷子におなりなさいな、と言われているようなもので。

でも優しくて段取りのよい赤木さんはちゃんと考えてくださっていました!

今夜赤木さんのゲストハウスで宿泊されるご予定のご夫妻も
AIUTO!でディナーを召し上がっておいでで、
その方にゲストハウスまでの移動を同乗させていただく
という約束を取り付けてくださっていました。

ゲストハウスまで同乗させてくださったご夫妻は、
奥様が整理収納アドバイザー1級の資格をお持ちで「感動の整理収納」を主宰されている小川さん。

お二人ともとても気さくで飾らないお人柄。
およそ20分ほどの山道のドライブ(しかも途中豪雨に遭遇!!)の間も
たくさんお話しをさせていただき、初めてお目にかかった方という感じがしませんでした。


奥様の華麗なハンドルさばきに身をゆだね、山道を一路 赤木ゲストハウスまで。
山の中すぎて目印は「大きな木を右折」という山の中にあってなんともアバウトな道順でした。

さていよいよ赤木さんのゲストハウスに到着しましたら、
赤木さんもご自身の工房からお出迎えくださいまして。

ゲストハウスをご案内くださいました。
設計は建築家 中村好文さん。


大きな玄関から板の間を通って暖炉のある次の間へ。
こちらの板は赤木さんが塗られたのだそうです。
壁面一面の本棚には様々なジャンルの蔵書が。

螺旋階段を上がります。
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和室と次の間の書斎。
和室には贅沢な地松の一枚板がしつらえてあります。
『鬼の洗濯板』
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2階のリビングからも壁面蔵書を取りに行けます。
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赤木さんにお茶を入れていただき、小川夫妻、そして私たち二人 計5人でしばし歓談。
翌日の予定なども話しつつ、すっかり夜も更けましたので今夜は解散。

ベッドルームにご案内いただき、汗を流したらすぐさま就寝なのでありました。
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# by haijikg7 | 2014-09-17 06:19 | | Trackback | Comments(2)

能登3days trip  AIUTO!のディナー編

びっくりしたー。

何がって、そりゃAIUTO!のディナー が美味しすぎた件ですよ。

AIUTO!ってどこにあんの?
んじゃ行きたいわぁー、なんて言われても困るんですよねー。

だって多分あんまり近くないから(大阪からは)。


AIUTO!ってそもそも何なん?
とお尋ねになってくださいます?
それじゃお答えしますが、それは輪島にあるイタリアンのお店です。


輪島は初めて伺いました。
もうびっくりするぐらい遠いんだなーと思いました。
金沢あたりかなーと目星はつけていたんですが、金沢からさらに高速バスで2時間ほどかかりました。
はひ。

で、どうして輪島なのかというと、塗師の赤木明登さんと昨年末、
大阪の阪急百貨店で催された『赤木工房一門と漆の仲間たち展』で
愉しくおしゃべりしていて、
赤木さんが制作された塗りのバスタブが展示されていたのを拝見し、
「わー、これって一寸法師になった気分ー。」
「本当に使えるんですかー?」
とかなんとかわいわい言っていたら
なんと赤木さんのゲストハウスでこのバスタブ体験できると、
入りに来たらええよと、
輪島にきなはれ、と。
ありがたいお誘いをいただきましたの。

で、
「いつ行けるのかなー?」
「来月かなー」
「春かなー」
「夏かなー」
とワクついていたのですがもう夏もおわりそうだなー、あれー?な~んて。
あっという間に半年が経ち。

赤木さんに「で、どうなったかな?あの一件は?」
とお尋ねしたところ
「きたらいいよー」と。

わーじゃぁ行くかぁー。
行く行くーーー。

と気楽なワタクスと学生のこるちゃんはサンダーバードに乗り込んだのであります。

赤木さんのご指示で
「到着の日の夕食は『AIUTO!』さんを予約してねー。」
とのことでしたので予約を入れると滑り込み最後のひと組だったらしく。

後々これが奇跡だったことが判明するのですが。

で、AIUTO!さんなわけです。



さて、赤木さんのおススメのお店なのでどんなんかなー?と思って。
サンダーバードを降りて北陸高速バスに揺られ。
ようやく輪島の中心地にたどり着きまして。

あれー?ここはどこー?とエトランゼは迷いつつも愉しく古い街並みを散策。

したらば、ありました。
ございました。
AIUTO!さんです。

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入店すると素敵な笑顔のマダムが出迎えてくださり、「まぁまぁお疲れ様~。ようこそ~。」と。
アットホームなおもてなし。


ディナーメニューは2種類あり、一皿多いのと少ないの。
二人ならふたつのコースを1つずつオーダーしてすべてシェアもできますと。
痒い所に手の届きまくるサービス。


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おつきだしのお肉は七面鳥のスモーク。
なんと輪島の特産だそうで。
美味しいですーと言うと、地元の方は「また七面鳥~」とあまりありがたがられないとのこと。
こんなにおいしいなんて、びっくりでした。

焼き立てパンもおいしくて
丸い方は胡椒入り。スパイシーで癖になります。
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輪島の海の幸、里の幸、山の幸 てんこ盛りの前菜。
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こりも前菜だからびっくりなんですが。
すっかりメインのお魚料理のようです。
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輪島の糸もずくと合わせていただきます。
うまし!
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超おいしいパスタ2種。
地元のお野菜とお魚がヘビー級に盛り込んであります。
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このぷつぷつはフグの卵巣の糠漬け(ふぐの子)。
輪島の珍味です。


そしてメインのお魚。
なんていうお魚だったかなー?
わすりたー。
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そしてデザートは輪島の漆器を使って美しく3種類。
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どれもこれもおいしくて。
何よりびっくりなのはお料理もワインもこんなにおいしいのにリーズナボーなこと。

広島市で1番予約が取れないと人気のイタ リア料理屋店だったAIUTO!さん。
シェフがお店のマダムでいらっしゃる奥様の郷里の輪島の海山の幸を使って
お料理を供したいという思いで移転されたのだとか。

広島でも予約が取りにくいお店だったのですが、もちろん輪島でも予約が取れにくいらしく。
でもマダムは
「なんだかそんな風に仰る方もおられるんですけれど、そんなこともないんですょー」と。
美人でスタイルが良くて気さくで、もうもう!素敵過ぎるマダムなのでした。


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輪島市河井町3-158-1
Tel&Fax 0768-23-4266
ランチ  11:30~13:30(L.O) 15:00閉店
ディナー 18:30~21:00(L.O) 22:30閉店
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# by haijikg7 | 2014-09-12 06:00 | | Trackback | Comments(0)