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機内食のバラエティ

昨年の秋の旅でおさらばしようと心に決めていたルフトハンザ航空。

ビールとスナックはいい感じなんだけれど、座席指定がうまくいかなかった。
友人と二人で座席をとるのに、往路は前後席、復路など全くバラバラで、
一人旅ならいいけれど、二人以上だとこりゃ辛いなと思った。

そして毎年「ダブルブッキングやらかしてるな」、というアナウンスが聞こえる。

こわいよ、実際。

幸いヨーロッパ便は航空会社の種類も多いのでチョイスには困らない。

で、今年の旅。

9月の旅も5月ごろから飛行機の予約を入れるとかなり安い。
値段と到着時間、そして乗り継ぎのよさを重視して決めたのはなんとやはりルフトハンザだった。

今年も友人と二人でいくのだが、あれだけ「金輪際ルフトハンザには乗らない」、と豪語していたのに決めたには理由が。

そう、公式ホームページで事前に座席指定をすりゃいいんだと思い当たったのだ。


早速座席指定をしていたら(6月ごろの話ですが)機内食も指定できることがわかった。

いえ、まああることは知ってました。
アレルギーの人やカロリー制限のある人のために。

でも毎年スルーしてました。

ちょっと興味をもったので、どんなんがあるんだ?と検索するとあるわあるわ、もうビックリです。

以下、驚きのメニューバリュー。

食事療法のための特別食
糖尿病食 糖尿病の方に:砂糖を含まない、低脂肪、パン粉や衣をつけない料理、アルコール非含有

無グルテン食 グルテン(グルテン蛋白質)不適合の方に:小麦、ライ麦、大麦、えん麦の粉やソースを一切使用しない料理

減量食 カロリーが少なく、食物繊維の多い、低脂肪で低炭水化物料理

低コレステロール食 代謝性疾患に:コレステロール100mg未満、動物性脂肪と卵黄を含まない料理

低蛋白質食 肝臓の悪い方に:無塩、低蛋白質の料理

低塩食 心疾患、腎疾患のある方に:無塩、低脂肪、お腹にガスがたまらない、アルコールなしの料理

無乳糖食 乳糖や牛乳不適合の方に:低プリン食 プリン体を押さえた料理

ベジタリアンミール、フィッシュミール、フルーツミール
ベジタリアンミール(完全菜食主義) 完全ベジタリアン料理: 肉や魚、アルコール、乳製品、卵は一切使いません

ベジタリアンミール(乳卵菜食主義) 肉を一切使いません(乳製品と卵は使います)
アジアン・ベジタリアン(インド料理) 肉を使わず、インド風スパイスで味付けした牛肉・仔牛肉を使わない料理
非加熱食 滋養に富む新鮮な素材の料理

フルーツミール 果物(肉を使わない生の新鮮な果物)で作る料理

フィッシュミール 肉を使わず魚を主にして甲殻類で作る料理

ソフトミール(流動食) 胃、腸、肝臓、胆嚢にやさしい軽い料理

魚ぬきの料理 魚介、貝類、またそれに属する素材を一切使いません

特定宗教用ミール
ユダヤ教食 ラビの監督の下に調理された完全ユダヤ教料理
イスラム教食 豚肉、鹿肉、アルコールを一切含まない料理
ヒンドゥー教食 牛肉、子牛肉を使わずインド風にスパイスで味付けした料理

エコノミーでここまで対応してくれたらおんの字です。

私的にはなんでもいいんだけど、何か指定するのも話のタネによかろうと考えました。

ユダヤ教徒じゃないけどユダヤ教食にしようか。

でも、ドイツ人のキャビンアテンダントさんに「このヒト、ユダヤ教なのね」と思われるなぁ、とか・・・。

低蛋白質食にしてみようか。
でも、「肝臓悪いヒトのための料理なのに乗ってから呑みっぱなしじゃん、このヒト」と思われるかなぁ、とか・・・。

無グルテン食選んだら他のエコノミー食よりパンが少ないだけっていうことになっても嫌だしなぁ。

非加熱食(滋養に富む新鮮な素材の料理)っていうのも気になりますがあまりにもアバウトすぎて、
しかも寒い感じがしてパス。

で、他のエコノミアンとの違いも知りたかったのでオチとしてはあまり面白くないのですが
「ベジタリアンミール(完全菜食主義)」というのにしてみました。

が、エコノミアンとの違いがメインディッシュがないだけ、という悲しい結果になるかもしれませんが。

出発まであと数日。

まあ、どんな機内食だったかまた報告します。

それよりアンダルシアでフラメンコにはまるかもしれないなぁ、と今からカルメン気取り。
お土産はカスタネットだな、きっと。
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by haijikg7 | 2008-09-11 15:33 | マクロビオティック | Trackback | Comments(0)

落語聴きにいこうぜ

深夜、お風呂に入ろうと思いつつ、ついつい見てしまったNHK。


番組名「かんさい特集/落語家桂米朝一門60年の軌跡」。


私は何故だか幼いときから浪花の笑いが好きだった。

だから土曜日、学校から帰ったら必ず藤山寛美さんを見ていたし、
落語も漫才も聞いていた。

好きな落語家は桂枝雀師匠だった。枝雀師匠のことはまた後日語るとして。


寛美師匠が亡くなったときの追悼番組。
司会は桂三枝師匠。ゲストは桂米朝師匠。
泣きながら見ました。今もVTRは保存している。

その米朝師匠も大好き。


米朝師匠は今年、御歳83歳。
まだまだお元気、と言いたいが2,3年前からめっきり・・・。
が、ときどきは高座にも上がられるようだ。
落語は語られないが。
お弟子さんたちと一緒にちょっとしたトークコーナーに出られている。

なぜ噺をされないか?
それはある時、噺を忘れてしまわれたから。
同じ部分を何度も何度も繰り返してしまい、噺の筋が通らなくなってきたことがあったから。

そのときのことをざこば師匠が昨夜の番組中で話されていた。

「なんとかせなあかんと思って、とっさに高座にあがって師匠と掛け合いして、お客さんを笑わせて、師匠の手を曳いて降壇したんですけど、舞台の下手向いて、もう、涙で顔はぐちゃぐちゃでした。」

ご自身の著書の中でもそのことには触れていて
「ボケ症状は自覚してます。」と。

2年前米朝師匠の噺を聴きに行ったが、やはり全盛期の頃とは違った。
それは年齢からして声の張りも違うし、当たり前だけど。

けれど今もどんな形であれ高座にあがられるのは、本人が出たいからじゃないだろうな。
見に来られるんだと思う。お客が。米朝という人を。
その魅力に触れたいと足を運ぶんだろうな。


米朝師匠の軌跡はすごい。偉大だ。


戦後、関西に噺家が少なくなり、13人しかいない、という危機に瀕したとき、
上方落語の復興に寄与され、そして何十人、いえ、孫弟子も入れたら百人以上の噺家を育てられた。

その功績が「人間国宝」の所以だということは周知のとおり。
一時、噺家さんが米朝師匠を紹介するときに「国宝の一般公開です」とよくおっしゃっていた。
さすがは笑いの世界。

今年ご子息の小米朝さんが米朝師匠の師匠であった「米團治」を襲名される。

秋からは襲名披露の舞台が上方はもちろんお江戸でも催される。
(ちくしょう!チケットとれなかったけど。グスン。)

すごいことだ。

偉大な父親の師匠の名を息子が継ぐ。
もちろんご本人の努力もさることながら周囲の人々との絆がなければ認められない。

日本の伝統は落語であれ、歌舞伎であれ、茶道であれ、このように引き継がれてきたのだなと思う。

米朝師匠にインタビュアーが枝雀さんや吉朝さんが先立たれたことについて質問をしていたが、
83歳の老人はある風格をもって、その辛さと寂しさと諦めを語られていた。
特に吉朝さんについてはガンによる早死にだったので、
「あれ(吉朝さん)が最後の噺をしたときは『ああ、これで死によるな』と解かりましたな。あれ(吉朝さん)も『長らくお世話になりました』と楽屋で言いましたな。」と、実に淡々と語られていた。

最後の高座から13日目に吉朝さんは亡くなられた。


昨夜の番組なんかを見ていると、もうそろそろ米朝師匠も亡くなるだろうし、
そんなときのための追悼番組づくりのためのインタビューか?という節もあった。
が、それはそれでしゃあないな、と思いながら見れるのはまさしく米朝師匠が偉大だから、
その一言に尽きる。


上方落語について、米朝師匠曰く
「なんとか復興させないかんと思ってやってきましたが、
ここまできて、常置小屋もできて、今はちょっとしたブームみたいですが、これから落語がどうなっていくのかは、これは『落語という文化自身の運命』次第ですな。」と。

やるだけのことをやって、苦しみも哀しみも喜びも楽しみもすべてを尽くした人はなんと達観したことだろう。


こうやって日本の文化や伝統は清い清い水の流れの中で引き継がれてきたのだろうな。


なあ、大麻疑惑だの、なんだのって・・・。
お金儲けと文化をいっしょくたにしたツケは誰が支払うんだ?
そりゃ、ご苦労もいっぱいあっただろうけど。


相撲は国技かスポーツかという国民への質問に半々の数値がでたらしいが、
そんな風にしてしまたのは文化を守っていく側に責任あったのと違うのか?
ほんとに「守って」きたのか?

リンチ事件にサッカー騒動、とんぼ返りに今回の大麻。
指導者は何を伝えてるんだ、後進の者達に。


船場の老舗が度重なる偽装でのれんをおろすおろさないのということがあったけれど
自分達ののれんを自分達でおろすことになるんじゃないかって、考えてほしい。

清い水を流してきた多くの先人達のためにも。

柔道がオリンピックでレスリングといっしょみたくなってガックシきてる私ら日本人が
「ありゃ柔道じゃないよ。」と言えないのはなんでだ?

答えは簡単。
だって国技だとか、日本古来の競技だとか言いながらほんとに愛してないんじゃないか?

国を愛してたらもっと真剣に意見を言えるよ。
技とルールをごっちゃにすんなよ、と。
勝ち負けとかメダルじゃないよ。
その競技の精神はなんなんだってことだ。


自分達が来た道。
好きなもの。愛したもの。
国民だという証。


それと同じように、大阪に生まれ育ったという気風。

だから、だから、幼いときから好きだった浪花の笑いの行く末をちゃんと足を運んで見に、
聴きに行こうと思う。

だって、笑いって何のかけひきもなく、ただ、おもろいやん。
難しいことなんか、何もない世界やん。

でもさ、おもろい噺を語ってくれる噺家さんたちは住み込みの弟子になって、行儀見習いやって、
そうやっていくいちに人の機微みたいなもんを身につけて
ほんまにおもろい噺をしてくれはるんやろうな、と思う。


一緒に行こうぜ。
笑いに、な。
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by haijikg7 | 2008-09-09 15:26 | 本や映画や舞台や音楽のこと | Trackback | Comments(0)