まるごと井上農園 そして昔の友達

岡本にある「ミドリカフェ」に行ってきました。

「まるごと井上農園 愛と情熱のしるし」展です。
チラシを見ると友人・ようちゃんの自宅マンションの近くだったので、迷わず彼女を誘いました。

ようちゃんは大学時代の友人でとてもステキな女性。
昔からよくしゃべる子でにぎやかだったけれど、
卒業してからはお互い恋愛の悩みや仕事の愚痴を聞いたり、話したり。
何度も彼女の涙もみたし、私も何回もため息をきいてもらった。

今回の展示会がどんなのか、よくわからないままにマリーリーさんが描かれた洋服もみたかったので、
それにひかれて行ったという感じ。

まずは、ようちゃんと摂津本山駅で待ち合わせ。
久しぶりだ。
おおかた2年ぶりだろうか。でも全然変わってない。
再会をひとしきり喜び、
ランチを下調べしていた「愛農人」でいただく。

ようちゃんは摂津本山の住人になって5年目。
「愛農人」さんの前は通ったことがあるけど、入ったことがない、
とのことだったでの、わくわくしながら入店。

たくさんのおばんざいの中から4品チョイスし、ご飯は玄米と赤米入の胚芽米をハーフ&ハーフによそってもらう。
汁物は野菜スープor味噌汁。
野菜スープには10種類以上の野菜が入ってるから、ということでこちらをチョイス。

好き嫌いの激しすぎるようちゃんはマクロビオティっクをしてるわけではないが
昔から動物性のものは食べれない。
魚も肉もだめ。エビ・イカ・タコの類もだめ。
野菜にもかなりの好き嫌いがある。

だから久しぶりに会った今日、マクロビオティックについてちょっと話してみた。
どんなときでも人の話を聞きながら全く人の意見に左右されない彼女なので、
今回も 「食にちゃんと考えをもってるってスゴイねえ。」
「はいじちゃんは本当に何でも興味もってて偉いねぇ。」
とかいっぱいしゃべるが、彼女の心には全く響いていないのがわかる。

昔から人当たりが人一倍、いえ、人十倍いいくせに根は強情。
「同調はするが、誘いにはめったにのらない」彼女らしい反応。

まあ、それもよし。

愛農人さんではゆっくり食べる彼女を待ってられず(昔から変わらない)、
その間にケーキも平らげるわたくし。
食事のあとはショップも見てみる。
野菜が立派だ。
家が近ければ常連さんになりたい。
そこで「井上陽平さん」の野菜も売っていた。
ここのお店は生産者の顔写真まで公表しているからビックリ。

ミドリカフェに行く前に井上さんのお顔も作品も先に拝見させてもらいました。

そしていよいよミドリカフェへ。
井上さんの写真とマリーリーさんの作品を拝見し、デザートを注文。

本当はマリーリーさんの手書きの洋服が買えると思い込んでちょっとお小遣いも多めに持参していったのに、売ってなかった。
下調べ不足。

そしてまたもや下調べ不足でここでランチがいただけることを知らなかった。
ただのギャラリーだと思い込んでいたのだ。
わかっていたら井上さんが育てられた野菜を使ったランチをいただいたのに。残念。

しかし、愛農人さんのショップに井上さんの野菜があったということは結局場所は違えど、
井上ブランドは口にしたということなのか。
うむ、そういうことだ。美味しかったのだ。

ミドリカフェでは私は「豆腐のスコーン」。
ようちゃんは「薬膳ケーキ」をいただいた。

どちらもほっこり温かくて口の中の体温と同じぐらいだったので、
食べて気持ちいい美味しさ。

とても満足。


しっかりランチとお茶をしたので、ゆっくり散歩タイムです。
大学がここだったのでとても懐かしい場所。

私は奈良よりの大阪出身。
彼女は和歌山よりの大阪出身。

神戸っ子の多い学校だったけど、私たちは2時間以上かけて通っていた。
だから大学生のときはいつも一緒に電車にゆられていたのだ。

決して派手ではないけれど品の良い、上質のモノを上手に着こなしていた彼女は今もシックなマダム。

彼女の案内で、変わってしまった街並みと、昔と全く変わらない場所を歩く。
懐かしいお店達。

アクセサリー屋さん、ケーキ屋さん、パン屋さん。
お蕎麦屋さん、パスタのお店。
本屋さん、雑貨屋さん。
みんな健在。懐かしい。

でもおじいちゃんとおばあちゃんが経営していたちっちゃな洋菓子屋さん「マロニエ」はもうなかった。
寂しいなあ。

歩きながらようちゃんが
「はいじちゃんは、ここでよくパンを買ってたよ」
「はいじちゃんは、ここのアイスクリームが好きだったよ」
「はいじちゃんは、ここでよく電話してたよ」
などと、たくさんのことを思い出してくれるが私は全部忘れてる。

お散歩の終わりは彼女の自宅マンション訪問。

駅から徒歩2分もかからない好立地で真新しいマンション。
羨ましいかぎりだ。

子供のいない彼女は絵に描いたような優雅さ。
旦那さんがウェッジウッドを収集されるのが好きでリビングにはとても品の良いアールの飾り棚。
そこにウェッジウッドがずらり。
ウェッジウッド日本支社長のポールさんとようちゃん夫妻が一緒に写っている写真もあったり。

キッチンもバスルームもモデルルームみたいな綺麗さ。
見習いたいけど、実行できないだろうなぁ。

おうちの中をくまなく拝見した後はまたもやおしゃべり。

大学時代の友人の話、お互いの生活の話。

最近、大学の友人から長い手紙をもらった私はその話をしてみる。
手紙をくれた友人も大切すぎるぐらい大切な友人。
長い時を経て、ようやく彼女からたよりが来たのだ。

「自分にとって必要不可欠なものは何か?」

ということについて、彼女は考えている。

20年前はそんなこと、本当の意味で話すことはなかったけれど、
今はみんないろんな経験をして、「必要不可欠」の意味がようやくわかりかけている。
でも、まだまだ子供みたいな気持ちのままな時もある。

こうして今日話ができる友人も手紙をやっと交換できた友人も、
私の人生の中では時間も場所も越えてすぐに気持ちが分かり合える。

でも、もしかしたらもう二度と会うことはないのかもしれない。

お互いに大切な人だと思いながら、日々の生活は私たちを引き離してしまう。

毎日の雑事に負けるな。
毎日の平凡さに負けるな。
毎日の生活の繰り返しに負けるな。
毎日の当たり前に負けるな。

負けてしまったら、もう会えない。

昔の友達は、そんな危うい環境の中で確実に根をはって存在している。
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by haijikg7 | 2008-03-17 13:00 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
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