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カレル橋のこと

プラハの中心部には8つの橋が架かっている。
その真ん中にあるのがプラハ最古の石橋「カレル橋」。
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全長520メートル、幅10メートルのゴシック様式の建造で
欄干の両サイドに15体ずつ30体の聖人像が並んでいる。
ほとんどがボヘミヤの聖人なので
私たち日本人には馴染みが薄いけれど
古い彫刻を観賞しながら渡るのはとても情緒がある。
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橋のほぼ真ん中に立っているのは「聖ヤン・ネポムツキー」像。
その昔、王妃の懺悔内容は何だったのかと問いただした王に
「それはお答えできない」と拒絶したため、縛られて川に投げ捨てられてしまった。
彼の死体が浮きあがった時、川面に5つの星が現れたので
彼の像には必ず5つの星がついているという。
橋の守護聖人ヤン・ネポムツキー像の台座に触れるといいことがあるという逸話から
そのあたりだけくすまずに黄金色に輝いている。
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昼間はストリートパフォーマーや音楽隊、似顔絵描き、
お土産物を売る人が並び、賑やかな大通りのよう。
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もともとは12世紀の初めに木造の橋が架けられていたのが
洪水で流され石の橋が建設されたのだが、それも洪水で流され、
その後1357年に着工し60年の歳月をかけて完成されたのが現在の橋。
それから600年近く経っても健在なのは驚くべき技術!

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聖人像が高い秋空に吸い込まれるようにそびえている。
by haijikg7 | 2011-10-05 18:59 |


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